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重い心臓病・倉敷の女児 米での移植に協力を 両親ら募金呼び掛け 目標額1.5億円

小比賀姫那ちゃん(家族提供)

 重い心臓病と闘う倉敷市の小比賀(おびか)姫那(きな)ちゃん(1)を救うため、米国での心臓移植を希望する両親らが24日、岡山県庁で会見、募金への協力を呼び掛けた。目標額は入院保証費の100万ドル(約9500万円)を含め1億5千万円。7月中の渡米を目指し、26日からJR倉敷駅などで街頭募金活動を始める。

 姫那ちゃんの病気は左室心筋緻密(ちみつ)化障害。生後7カ月だった昨年10月、倉敷市の総合病院で診断された。根本的な治療は心臓移植しかなく、現在は集中治療室(ICU)で投薬治療を続けている。

 7月施行の改正臓器移植法で15歳未満にも国内移植の道が開かれるが、病状が悪化していることから渡航移植を決意。同病院などの紹介で受け入れ先はカリフォルニア州のロマリンダ大病院に決まっている。

 会見には両親と主治医、両親の友人らでつくる「救う会」メンバーが出席。父親の会社員裕也さん(24)は「日々、病状が悪くなり、時間がない。娘に生きるチャンスを与えてほしい」といい、母親の美幸さん(23)は「早く娘の笑顔が見たい」と協力を訴えた。

 募金の振り込みは「ゆうちょ銀行 記号15460、番号8221751、口座名・きなちゃんを救う会」など。問い合わせは救う会事務局(086―428―3330)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年05月25日 更新)

タグ: 子供心臓・血管

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