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冊子でうつ病、自殺予防訴え 岡山市保健所 「こころの健康マップ」改訂 相談先紹介も

岡山市保健所が発行した冊子「こころの健康マップ」

 岡山市保健所は、こころの問題や病気について保健・福祉・医療サービスなどを紹介する冊子「こころの健康マップ」の改訂版を発行した。3年ごとの改訂で、今回は深刻な社会問題となっている自殺の予防を訴えるページを新設した。

 自殺予防のため、健康や多重債務、過重労働などの相談窓口を掲載。自殺の背景にあるといわれる「うつ病」について、簡易な判定チェックリストを載せ、治療3原則は(1)十分な期間の休養(2)薬物療法(3)家族や周囲のサポート―と説明。「自死遺族の会」があることも紹介している。

 自殺者は全国で年間3万人超の状態で、岡山市では同100人以上が続き2008年は128人。

 冊子はA4判、87ページ。専門医が毎月、各保健センターなどで秘密厳守で無料相談に応じる「こころの健康相談」、精神科のある医療機関、生活支援事業、精神障害者の患者会や家族会などの情報も紹介。

 市保健所は「悩みや不安を抱え込まず、まずは気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年06月02日 更新)

タグ: 福祉精神疾患

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