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高梁市の福祉移送サービス 1月、成羽・川上へ拡大 障害者・高齢者通院などの足 全市に支援制度

高梁市の福祉移送に使われている車両。1月から成羽、川上町地区にサービスが拡大される

 高梁市は障害者や七十五歳以上の高齢者を対象に旧市内で行っている「福祉移送サービス」を、来年一月から成羽、川上町地区に拡大する。有漢、備中町地区で独自に行われている制度と合わせ、全市内でサービスが受けられるようになる。

 移送サービスは市が市社会福祉協議会に委託して実施。会員登録した利用希望者の予約に基づき、有償の運転ボランティアがワゴン車や乗用車で病院や公的機関などの目的地へ運ぶ。

 合併に伴う今年四月の新市社協発足に伴い、エリア拡大を検討していた。既に同社協の成羽、川上両支所が車両や、運転ボランティアを確保している。

 利用条件は身体障害者手帳一、二級、療育手帳を持っている人か、七十五歳以上の高齢者世帯で、経済的理由によって一般の交通手段を利用できない人。運行範囲は高梁市内と周辺市町村。

 利用回数は原則として年二十四回までだが、人工透析治療を受けている人は週三回の利用が可能。利用日の二カ月前から三日前までに、支所へ予約する。利用時間三十分につき五百円(人工透析は別料金)が必要。

 高梁市は一九九八年から、全国で二番目に移送サービスを始めた。現在の利用登録会員は百五十人。二〇〇四年度の年間利用者は延べ約二千五百人。申し込み、問い合わせは市社協成羽支所(0866422005)、川上支所(0866489770)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2005年12月15日 更新)

タグ: 介護高齢者福祉子供

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