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発達障害など支援「相談ファイル」試行へ 笠岡 教育長表明 保護者が発育状況記録

 障害者施策をめぐり、笠岡市教委の淺野文生教育長は発達障害や知的障害などの子どもの発育状況を保護者が記録する「相談支援ファイル」を市独自に作製し、「2010年度中に試行したい」と述べた。成人に至るまで、一貫した支援につなげる狙い。

 相談支援ファイルは、病院や福祉施設での診断結果や生活上の指導内容、福祉サービスの利用状況、通った学校、就労歴などを記録し一覧できる書類。

 発達障害は一人一人症状が違い、症状に合った支援が必要とされる。そのため保護者は進級や就学など取り巻く環境が変わるたびに新しい学校や施設などに同じことを説明する必要があった。

 ファイルは、こうした説明の煩わしさを解消できる上、施設や学校、事業所での一貫した支援につなげられることから市教委が導入を検討。09年度から市子育て支援課、知的障害児通園施設笠岡学園、備中保健所井笠支所と内容を協議している。

 今後は、ファイルに盛り込む内容や個人情報保護の方法などについて詳細を詰める。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年06月23日 更新)

タグ: 精神疾患

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