岡山大「地域医療人材育成講座」 開講祝い式典 岡山県、自治体関係者 決意新た
岡山県の寄付によって本年度、岡山大大学院医歯薬学総合研究科に設けられた「地域医療人材育成講座」の開講記念式典が18日、岡山市内のホテルであり、同大、県、自治体などの関係者約200人が県北部の医師不足解消など、地域医療推進に向けて決意を新たにした。
同研究科の槇野博史科長が「これまで大学には地域医療に特化した講座はなかった。学内外のご協力をぜひともお願いしたい」とあいさつ。講座を担当する片岡仁美、佐藤勝の両教授が「人材育成というミッションを成功させたい」などと抱負を述べた。
パネルディスカッションでは、神ノ田昌博県保健福祉部長が「『専門医志望なので地域医療には興味がない』という医師をつくらないでほしい」と注文。医学生や研修医の受け入れなど地域医療の充実に取り組む金田病院(真庭市)の金田道弘院長は「顔の見える人間関係の中だからこそ安心して医療を学べる」と魅力を述べた。
講座は、県と岡山大が結んだ協定に基づき2013年度まで実施。寄付総額は1億2千万円。地域医療を担う人材の育成や女性医師の復職支援、県北部への支援体制づくりなどに取り組む。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。
同研究科の槇野博史科長が「これまで大学には地域医療に特化した講座はなかった。学内外のご協力をぜひともお願いしたい」とあいさつ。講座を担当する片岡仁美、佐藤勝の両教授が「人材育成というミッションを成功させたい」などと抱負を述べた。
パネルディスカッションでは、神ノ田昌博県保健福祉部長が「『専門医志望なので地域医療には興味がない』という医師をつくらないでほしい」と注文。医学生や研修医の受け入れなど地域医療の充実に取り組む金田病院(真庭市)の金田道弘院長は「顔の見える人間関係の中だからこそ安心して医療を学べる」と魅力を述べた。
講座は、県と岡山大が結んだ協定に基づき2013年度まで実施。寄付総額は1億2千万円。地域医療を担う人材の育成や女性医師の復職支援、県北部への支援体制づくりなどに取り組む。
(2010年07月19日 更新)