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肝がん発見へ検査して 高梁で市民公開講座 180人重要性学ぶ

肝がんと肝炎の検査の大切さを呼び掛けた市民公開講座

 県肝がん撲滅運動市民公開講座(日本肝臓学会主催、山陽新聞社後援)が5日、高梁市原田北町の市文化交流館で開かれた。専門医4人が講演し、早期発見・治療につなげるために検査を受ける重要性を訴えた。

 お年寄りら約180人が聴講。高梁中央病院の中村隆資副院長は「肝臓は症状が進行するまで現れにくく、沈黙の臓器と呼ばれる」と検査の大切さを強調。炎症や機能低下の度合いを示す肝機能の数値について説明し、「検査で異常が確認されれば肝臓からの黄信号や赤信号。数値の経過も見ながら、主治医とよく相談してほしい」と呼び掛けた。

 他の医師はB型肝炎やC型肝炎、肝がんの最新の治療法などについて解説した。

 県によると、2009年中に県内では肝がん(肝内胆管がん含む)で564人(人口動態調査)が死亡している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年09月07日 更新)

タグ: がん

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