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優先接種 医療従事者らは約8万人 岡山県がワクチン対象者数報告

岡山県庁

 新型コロナウイルス感染症のワクチン接種について、岡山県は15日、県内の接種対象者数の内訳を明らかにした。優先接種の対象となる医療従事者らは約8万人、高齢者らは約56万人、一般住民は約124万人となっている。

 同日の県議会環境文化保健福祉委員会で報告した。県によると、医療従事者らは当事者の意向を踏まえて算出。高齢者らと一般は統計上のデータを基に計上しており、本人の接種希望などは加味していない。

 県はまた、接種会場の確保に向けた県内医療機関に対する意向調査の結果も公表。それによると、回答した925機関(12日時点)のうち、接種施設として参加の意向を示したのは半数以上の492機関に上り、集団接種会場への医師派遣については395機関が可能となっている。

 接種の開始は、県が実施主体となる医療従事者らが3月中旬、市町村が行う高齢者や基礎疾患がある人は4月1日以降の見込み。その後、一般の住民へと順次行われる予定だが、明確な時期は定まっていない。

 ワクチンを巡っては、厚生労働省が今月14日、米製薬大手ファイザー製のワクチンを正式承認した。早ければ今週中にも、安全性を調べる目的で国が実施する医療従事者への先行接種が始まる見通しで、県内では国立病院機構岡山医療センターと岡山労災病院で準備が進んでいる。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年02月15日 更新)

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