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市立備前病院建て替え着工 リハビリ機能充実 来年11月完成目指す 

新たな市立備前病院の完成予想図

 備前市は20日、市立備前病院(同市伊部)の建て替え工事に着手した。内科、脳神経外科など15診療科を維持し、高齢化に対応するため脳血管疾患などのリハビリテーション機能を充実させる。総事業費約27億800万円で、2011年11月中の完成を目指す。

 現病院南に鉄筋5階を建設する。現在の約1.4倍となる延べ床面積約7500平方メートルで、1階が外来、2階は人工透析室とリハビリ、手術部門、3、4階は病棟。

 病床は現在の一般100床から90床に変更。このうち急性期を過ぎた患者向けの亜急性期病床を10床新設する。このほか、人工透析用は現在の13床から15~20床にする。

 電子カルテ導入や新型インフルエンザ対応の発熱外来、室内の気圧を低く保つ陰圧室(2床)を設置。現病院は取り壊し、駐車場とする。付属棟の改修なども含めた全体工事は12年6月末に終える予定。

 この日、同病院で安全祈願祭があり、関係者約40人が出席。西岡憲康市長が「安全・安心に対する市民の願いに応えるため、全力を投じたい」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年10月21日 更新)

タグ: 健康感染症

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