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井原の小学校集団風邪 新型インフルと判明

 井原市の小学校で発生した集団風邪が、新型インフルエンザだったことが4日、岡山県の調べで判明した。集団での確認事例は県内で今季初。今後流行する可能性もあるが、新型が猛威を振るった昨季と違ってワクチンは十分確保されており、県は季節性と同様の予防策を呼び掛けている。

 2日に県が発表した県主(あがたぬし)小(井原市門田町)の集団風邪で、児童3人の検体を調査した結果、すべて新型だった。同小では10月30日以降、3年(19人)の6人がせきや発熱を訴え、4日から学年閉鎖。8日から授業を再開する。

 県健康推進課によると、新型の予防は季節性と同様、うがいや手洗い、マスク着用が有効。予防接種は今季から新型と季節性の2種混合タイプが受けられる。同課は「ワクチン量は確保できている。今のところ昨年ほどの大流行もない見込み」と冷静な対応を求めつつ、「季節の変わり目で体調を崩しやすいので、しっかり対策を」としている。

 新型インフルエンザをめぐっては、世界保健機関(WHO)が8月に世界的大流行の終息を宣言した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年11月05日 更新)

タグ: 感染症

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