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認知症、地域で支えよう 岡山でシンポ 介護福祉2団体、サポーターの役割議論

認知症サポーターの役割について意見交換するパネリスト

 介護の日(11日)を前に、県介護福祉士会と日本介護福祉士養成施設協会県支部は7日、岡山市北区石関町の県総合福祉会館で「『認知症』地域で支える あなたとわたし〜サポーター養成」と題したシンポジウムを初めて開いた。

 厚生労働省が2005年から自治体に呼びかけ育成している「認知症サポーター」をテーマに家族の会や行政、ボランティアなど5人が意見交換。市民ら約300人が聞いた。

 サポーターは認知症の正しい知識を身につけ地域で声かけや見守りなどする。和気町の鈴鹿文子保健師は08、09年度に町内会などで養成講座を開き約1300人がサポーターになったことを報告。「今後は若い世代への普及が課題」と話した。

 サポーター養成に携わるボランティア・キャラバンメイトにも言及。真庭市でメイトを務める会社員山名光美さんは「養成講座に限らず、ショッピングセンターで独自に相談室を開いたり、認知症の人がいなくなった時の連絡網を作るなど各地で実情に合った活動へと輪が広がっている」と強調した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年11月08日 更新)

タグ: 脳・神経介護

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