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腎臓病患者向け 低タンパク質シュークリーム H+Bライフサイエンス発売 

タンパク質を抑えたシュークリーム

 林原グループのH+Bライフサイエンス(岡山市北区幸町)は、腎臓病患者向けにタンパク質を抑えたシュークリームを発売した。「低タンパク質の洋菓子は珍しい」(同社)という。

 カスタード風味で、1個37グラムの一口サイズ。タンパク質を含まない糖質「粉飴(あめ)」を使うとともに使用原材料を厳選し、タンパク質は日本食品標準成分表の表示と比べ70%減の0・9グラムに抑えた。

 腎臓病が進行するとタンパク質のほか、カリウムやリンの摂取が制限される一方、十分なエネルギー補給は必要。同製品は成分表比較でカリウムを65%、リンは80%カット。エネルギーは1個125キロカロリーと高めにしている。

 商品名は「たんぱく調整シュークリーム」。病院給食のほか、冷凍品を1950円(8個入り、送料込み)で同社ホームページのショッピングサイトなどで販売。初年度2千万円の売り上げを目指す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2010年12月28日 更新)

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