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岡山県がインフルエンザ注意報発令 今季初、新型7割

 岡山県は20日、インフルエンザが本格的に流行し始めたとして、今季初の「インフルエンザ注意報」を発令した。2月中に感染がピークを迎える可能性が高いとし、マスク着用など予防強化を呼び掛けている。

 定点調査している84医療機関1施設当たりの最新(10〜16日)の患者数が7・37人と、注意報の基準となる5人を超えた。死者や重症例はないという。

 ウイルスのタイプは、検査した37件(19日現在)のうち新型が7割強の27件、季節性が10件。1月は24件中、23件が新型だった。県健康推進課は「全国で新型患者が急増中。新型は子どもからお年寄りまで幅広い世代で重症化しやすい」と注意喚起している。

 1月中旬からは小学校などで集団風邪が激増。16日までは6校で患者数53人だったが、19日現在では計34校園416人となった。受験シーズンでもあり、同課は「周囲の人のためにも、うがいや手洗いを徹底してほしい。症状がある人は、確実に医療機関を受診して」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年01月20日 更新)

タグ: 健康感染症

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