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岡山市「認知症センター」 11年度から設置 合併症診断や治療 指定病院に業務委託へ 

 岡山市は2011年度、「認知症疾患医療センター」を設置する。市の高齢者総合相談窓口・地域包括支援センターと連携し、合併症の診断や急性期治療などを行い、医療と介護の連携を図る。

 市内の精神科病院か総合病院1カ所を指定し、業務委託する。認知症にかかわる経験が5年以上の医師や精神保健福祉士らを配置。認知症に似た症状との鑑別や合併症の診断・急性期治療のほか専門医療相談、かかりつけ医向けの研修会や保健・医療・福祉関係者らによる連携協議会の開催にも取り組む。

 国が設置を推進しており、10年度までに19政令指定都市中8市が設けている。14日発表した2011年度予算案に事業費530万円(うち国が半額補助)を計上した。

 同医療センターと連携する地域包括支援センター(6カ所)側には、認知症の介護・医療の専門知識を持つ職員1人を配置し、医療センターとスムーズな連携を図る。市高齢者福祉課は「医療・介護の切れ目のない提供を目指す」としている。

 認知症関連ではこのほか、介護者からの悩みを聞く「認知症コールセンター」を11年度、県と共同で開設。相談対応のノウハウを持つ専門の団体に事業委託する方向。事業費は136万円(うち国が半額を補助)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年02月15日 更新)

タグ: 脳・神経介護

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