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岡山県北に医療型短期入所施設を 障害者家族ら県に設置要望

要望書を手渡す村上代表(左)

 津山や美作市、美咲町などで障害者を在宅介護している家族らでつくる「県北の医療型短期入所の施設整備を進める会」は18日、施設設置を求める要望書を県に提出した。

 村上三子代表(50)=美咲町打穴西、森陽子さん(52)=美作市楢原上=と脳性まひの長男知晃さん(19)が県庁を訪問。佐々木健県保健福祉部長に要望書と同会が障害者家族を対象に実施したアンケートを手渡し、「在宅介護は常に不安がつきまとう。介護者の病気など万一の際に安心して預けられる施設がほしい」と訴えた。佐々木部長は「内容を見てできることを進めていきたい」と話した。

 県内で障害者自立支援法に基づく短期入所施設は、福祉型と医療型を合わせて65事業所が運営。うち人工呼吸器や吸引など医療ケアを伴う重度の障害者が入所できる医療型は5事業所しかなく、岡山、倉敷市と早島町に集中している。

 同会はこの日、同様の請願書を県議会に提出したほか、今後、県北の市町村や医師会にも要望する予定。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年02月19日 更新)

タグ: 介護福祉

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