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岩手、宮城へ仮設診療所 AMDA計画 地元医師の拠点に

 国際医療ボランティアAMDA(本部・岡山市)の菅波茂代表は4日、東日本大震災の支援活動として岩手県大槌町と宮城県南三陸町に地元医師の診療拠点となる仮設診療所を設ける計画を明らかにした。

 計画では、4月中をめどに両町内にプレハブの仮設診療所を設け、心電図や血球計数装置など被災者の健康状態がチェックできる装置を入れる。設置場所の詳細や運営方法は今後、地元医師と協議する。

 避難所が閉鎖された後に被災した地元医師らが働く環境を整えるため、仮設診療所を計画した。

 AMDAは震災発生直後から被災地で医療支援などを展開し、これまでに医師、看護師ら延べ114人が現地入り。医薬品や救援物資の輸送のほか、岩手県大槌町の大槌高の生徒を対象とした奨学金制度の創設も決めている。

 菅波代表は「震災から3週間が過ぎ、今後は復興に向けた支援に力を入れていきたい」と話した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年04月05日 更新)

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