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新型コロナ 岡山県感染9千人突破 新たに88人 貨物船でクラスター

岡山県庁

 岡山県内で9日、新たに88人の新型コロナウイルス感染が判明した。県内での感染確認は9022人となった。感染者は7月29日に8千人を超えてから11日間で9千人を突破。より感染力の強いインド由来の変異株「デルタ株」の広がりなどによる流行「第5波」の拡大に歯止めがかからない状況だ。

 県内では「第4波」で感染者が急増し、累計で7千人に到達したのが5月25日。県への緊急事態宣言(5月16日~6月20日)の発令もあって徐々に収束したが、7月中旬から増加に転じた。直近1週間(3~9日)の感染者数は694人で、前週は438人、前々週は191人だった。

 9日に発表された感染者の内訳は、岡山市44人、倉敷市19人、総社、真庭市各4人、瀬戸内市2人、津山、赤磐、高梁市、早島、里庄町各1人、県外在住者10人。年代別は20代の22人が最多で、30代15人、40代13人、50代12人、10代8人など。いずれも軽症か無症状。33人の感染経路が不明という。

 倉敷市では、水島港に停泊中の貨物船の乗組員8人(いずれも県外在住者)の感染が分かり、市はクラスター(感染者集団)と判断した。船には計10人が乗っており、残る2人は現時点では陰性だが、経過観察している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年08月09日 更新)

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