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献血の年齢要件拡大PRに力 岡山県血液センター 男性は17歳から全血400ミリリットル

 献血ができる年齢要件が4月から一部変更された。これまで400ミリリットルの全血は男女とも18歳以上が対象だったが、男性を1歳引き下げ17歳からに。岡山県赤十字血液センター(岡山市北区いずみ町)は減少傾向にある10代の献血者増加の契機にしようと、高校での出前授業を増やすなど若者へのPRに力を入れる方針だ。

 男性は17歳と18歳の採血副作用の発生率にほとんど差がないため国が決定。これまで18〜54歳だった血小板成分献血も見直し、男性の上限を69歳に引き上げた。医学的に問題ないとの判断に加え、少子高齢化による献血不足対策も狙う。200ミリリットルの全血献血ができるのは従来通り16〜69歳。

 血液センターによると、県内の献血者数は40代以上の下支えにより2008年度以降、増加している一方、若者の献血離れは深刻化。10代は10年度3471人とこの10年で最多だった03年度(8621人)の約4割、20代も10年度1万7245人で、ここ10年で1万人ほど減っている。

 同センターは献血基準の見直しに合わせ、高校生を中心とした若年層への啓発を強化。出前講座を積極的に行うなどし、献血の重要性を訴える。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年04月13日 更新)

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