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新型コロナ、岡山県217人感染 過去最多更新、県内9439人に

岡山県庁

 岡山県内で12日、217人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。1日当たりの感染者数は初めて200人を超え、過去最多を更新。県内での感染確認は9439人となった。

 1日当たりの感染者数がこれまで最も多かったのは、189人となった流行「第4波」のさなかの5月8日。第4波では1週間の新規感染者が週を追うごとに1・5倍程度ずつ増加したが、7月中旬以降の第5波の拡大スピードはさらに加速。感染力が強いインド由来の変異株「デルタ株」が猛威を振るい、若い世代を中心に急拡大している。

 新規感染者は岡山市97人、倉敷市81人、総社市5人、笠岡、真庭市各4人、備前、浅口、井原、玉野市各3人、赤磐、津山市、早島町各2人、高梁市、和気町各1人、県外在住者6人。年代別では非公表の17人を除き、20代65人、30代41人、40代34人、50代26人、10代19人―など。106人の感染経路が不明という。

 倉敷市は過去最多の感染者が判明。市によると、家族間での感染が増加し、経路不明者を除くと全体の5割を超えている。

 岡山市の会社では、この日に判明した3人を含め感染者が計7人となり、市は県内133例目のクラスター(感染者集団)と判断。倉敷市の1人はクラスターが発生した水島港に停泊中の貨物船の乗組員で、一連の感染者は9人となった。

 県は感染を公表済みの14人から、デルタ株の可能性がある「L452R変異株」が検出されたことも発表。県内での同変異株確認は439人となった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年08月12日 更新)

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