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認知症支援のマップ作成 笠岡市社協 施設や病院一目で

認知症高齢者に対応する笠岡市内の福祉施設などをひとまとめにしたマップ

 笠岡市内で認知症高齢者に福祉サービスを提供する施設や病院、地域で生活する際に必要な銀行や商店など計307カ所をひとまとめにした地図「かさおか認知症やさしく支え隊マップ」が完成した。

 地図はA1判表裏カラー。病院や薬局など医療関係施設95▽認知症対応型グループホームなど介護施設89▽金融機関や郵便局37▽ガソリンスタンドやスーパーなど49▽警察、消防、行政機関28▽ケアハウスや養護老人ホームなど9―について、陸地部と島しょ部、市街地中心部の三つの地図上に色分けした印が付けられている。住所と電話番号は印の番号に対応した表で確認できる。

 家族の会や市、弁護士会の法律相談の連絡先、認知症の人に対する声掛けの方法も掲載。作成の中心となった市地域包括支援センターは「地図で示せばどこにあるかすぐに分かる。認知症患者を地域で支える際の参考にしてもらえれば」と話している。

 地図は、同センターを運営する市社会福祉協議会が2010年度、市から国の認知症地域支援体制構築モデル事業の委託を受けて2万5千部作った。事業費は135万円。市広報とともに全戸配布した。希望者には市介護保険課や同センターで手渡している。問い合わせは同センター(0865(62)6662)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年04月27日 更新)

タグ: 脳・神経

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