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「CT被ばくは低線量」 検診学会訴え

 福島第1原発事故の被ばく問題の関連で、胸部エックス線コンピューター断層撮影(CT)スキャンの被ばくは6・9ミリシーベルトと、高い線量の目安として伝えられている。これに対し「がん検診に使われるCTは1ミリシーベルトと低い線量になっており、誤解しないように」と日本CT検診学会が訴えている。

 がんなどの検診は健康な人々が対象で、線量が低いほど望ましい。このため、検診では1ミリシーベルトで撮影するよう同学会は指針を出している。がんの疑いがある時の診断は高画質を重視して6・9ミリシーベルト近くに高めるという。

 同学会技術部会長の花井耕造・国立がん研究センター東病院放射線部技師長は「検診では低線量CTを普及させている。健康に影響しないので、安心して検診を受けてほしい」と話している。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年05月17日 更新)

タグ: がん健康

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