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不整脈治療の最新機器導入 岡山ハートクリニック

岡山ハートクリニックが導入したエンサイトベロシティシステム

 岡山ハートクリニック(岡山市中区竹田、086―271―8101)は、不整脈治療のカテーテルアブレーション(心筋焼灼術)で用いる最新機器「エンサイトベロシティシステム」を導入した。発作を起こした部位を素早く突き止め、治療時間が大幅に短縮、患者負担も軽減できるという。

 カテーテルで心臓内部の電気信号をとらえ、異常な電気回路やカテーテルの位置などを迅速に3次元表示。一度に多くの電気信号を把握するのが特徴で、発生源がより短時間で特定でき、「3時間ほどかかった治療も2時間ほどで済む」(日名一誠院長)。カテーテル位置確認のエックス線撮影回数も抑えられる。

 同クリニックでの昨年のカテーテルアブレーション症例数は366例(うち心房細動222例)。山地博介ハートリズムセンター長は「高精度の情報が得られ、より難しい不整脈にも治療対象を広げられる」と話す。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年02月21日 更新)

タグ: 心臓・血管

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