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認知症相談、気軽に 岡山県がコールセンター 対応や介護助言 県民対象の機関を初開設

 岡山県は1日、認知症患者への対応や介護などについて無料で電話相談に応じる「おかやま認知症コールセンター」を開設する。高齢化の進行に伴い認知症がより身近な問題となる中、患者や家族が気軽に相談できる窓口をつくるのが狙い。

 県によると、これまで社団法人「認知症の人と家族の会県支部」が主に会員から相談を受けていたが、広く県民を対象とする機関は県内初という。

 相談員として介護福祉士と社会福祉士計4人を配し、2人が常駐する。徘徊はいかいや暴言、うつなど認知症の症状への対処法を助言したり、医療機関や福祉施設を紹介する。各自治体の地域包括支援センターなど専門機関との連携も検討中という。

 岡山市との共同事業で、同市北区南方のNPO会館2階に設置。家族の会県支部に業務委託し、委託費は年間約440万円。

 県の推計では、県内の認知症患者は2010年10月1日現在で4万4393人と10年前(3万1134人)に比べ約4割増。岡山市地域包括支援センターには10年度、認知症について3千件超の相談が寄せられたという。

 県健康推進課は「関係機関が一体となって認知症の人が暮らしやすい地域づくりを目指す。気になることは何でも相談して」と呼び掛ける。

 電話番号は086―801―4165。祝日を除く月〜金曜の午前10時から午後4時まで受け付ける。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年06月01日 更新)

タグ: 脳・神経

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