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くずきりサラダ 夏バテ、体調不良時におすすめ

 蒸し暑い日が続きますが、冷たいものばかり食べると体が冷えるので注意が必要。くずには体をほどよく温め、細胞を引き締める働きがあります。風邪をひくとくず湯を飲みますし、夏にくずもちを食べると、なんだか元気が出てきませんか。

 玄米と野菜を中心にした食事を習っていた30年ほど前。今回のくずきりサラダを教えてもらった私は、その日から1週間、1日に2回も作ってもりもりと食べていました。

 くずきりのつるっとした食感に、ゴマの風味と梅肉のさっぱりした味わい。何とも言えずおいしかった。晩ご飯にと作るのですが、もう一口、もう一口と味見するうちに家族の分がなくなってしまい、もう一度作り直す…。こんなことを繰り返していたのです。

 今回のメニューは、夏バテや体調が悪いときにもおすすめ。疲れているときは、体が酸性に傾いています。アルカリ性食品の梅は、血液をさらさらにして老廃物の排出を助け、疲労回復に効果があります。ミネラルをたっぷり含むゴマも、積極的に食べたい食材です。

 そしてポイントがごま油。仕上げに回しかけると豊かな香りが立ち上ります。香りにそそられ、食欲がないときでも不思議とはしが進みます。


<材料>(4人分)

 くずきり100グラム、タマネギ250グラム、ニンジン50グラム、シイタケ3枚、キヌサヤ10枚、梅干し中くらいのもの2個、白ゴマ大さじ4、しょうゆ大さじ1、米酢大さじ1、ごま油小さじ1

<作り方>

 [1]くずきりを10分ほどゆでる

 [2]タマネギ、ニンジン、シイタケを千切りする。鍋に図のように重ねて塩少々(分量外)を振り、弱火で加熱する

 [3]蒸気が出たら混ぜ返し、冷ましておく

 [4]白ゴマをすり鉢ですり、梅干しの果肉、しょうゆ、米酢と合わせてすりあわせる

 [5](1)(3)(4)を合わせて器に盛る。ごま油を回しかけ、さっとゆでたキヌサヤを散らす
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年06月17日 更新)

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