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コロナ感染 岡山県ステージ2維持 病床使用率など5項目改善

 岡山県は15日、直近1週間(7日~13日)の県内の新型コロナウイルス感染状況を公表した。新規感染者数は7週連続で減少し、医療現場の逼迫(ひっぱく)度を示す病床使用率をはじめとする各指標も軒並み改善。ただ、感染確認は続いていることから全体の判断は「ステージ2(漸増)」を維持する。

 感染者数は48人と前週(9月30日~6日)より22人減少。クラスター(感染者集団)の発生はなかった。指標6項目のうち5項目が改善し、病床使用率は4・8%と0・2ポイント減で、12週ぶりに5%を切った。10万人当たり療養者数は3・49人で0・8ポイント良くなった。

 一方、68床を確保している重症者用病床の使用率は、1床から2床に増えて2・9%と1・4ポイント悪化した。

 県によると、猛威を振るった流行「第5波」は落ち着いたとはいえ、県内各地で1日3~10人の感染が確認され、いまだ収束には至っていないといい、新型コロナ対策室は「秋の行楽シーズンを迎え、人の流れも活発になっている。決して油断せずに感染対策を徹底してほしい」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2021年10月15日 更新)

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