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トウモロコシスープ 夏場こそ火が入った物を

 トウモロコシには体を冷やす働きがあり、夏に食べるのは理にかなっています。このスープの特徴は、他の野菜もいろいろ入っていること。トウモロコシたっぷり、カボチャたっぷりなど、量を加減して味を深めて、まったりした、体内にしみ込んでいくようなおいしさを楽しんでください。

 豆も体に取り入れてほしいから、豆乳を加えています。すぐに火を止め、ダマにならないようにするのがコツ。

 スープやポタージュと言えば、油やバターで素材をいため、固形コンソメや牛乳、生クリームで味をつけていきますね。おいしく感じられるように作られた固形コンソメを入れると、おいしい味になります。でも、それでは面白くない。ここでは、それらを使いません。重ね煮で野菜のうまみ、甘みを引き出し、昆布だしが活躍です。

 これからの季節、冷やした物を口にすることが多いので、火が入った物を食べるように意識してほしい。食べ物で体を調え、夏をしのいでいきましょう。


<材料>(4人分)

 トウモロコシ半カップ90グラム、ニンジン30グラム、カボチャ(皮なし)150グラム、タマネギ90グラム、昆布だし700CC、豆乳150CC、塩、コショウ


<つくりかた>

 (1)トウモロコシをパラパラにはずしておく

 (2)ニンジンを5ミリ角のサイコロ状に切り、カボチャもニンジンよりやや大きめの角切りにする

 (3)タマネギをみじん切りにし、野菜を図のように重ねて蒸し煮する

 (4)蒸気が出たら混ぜ返して、だし汁を入れてしばらく煮て、ミキサーにかける

 (5)塩、コショウで味を調え、最後に豆乳を入れてすぐ火を止める
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年07月01日 更新)

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