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チリコンカーン 食欲ないときにぴったり

 昔はどこにでも売っていた赤インゲンマメ。最近は家庭で調理する機会が減ったためか、あまり見かけなくなりました。ニンジン、タマネギ、トウモロコシなどと一緒にトマトで煮込んだにぎやかな一品は、米国の国民食。日本で言えば、大豆の五目煮のようなイメージでしょうか。

 赤インゲンマメが手に入らなければ、金時豆で代用してもオーケー。まず、豆を下ゆでしますが、このときに土鍋を使ってみて。遠赤外線の力で、皮が破れることなくふっくらと炊きあがります。

 豆をほかの野菜と合わせ、トマトを加えてぐつぐつ。旬のトマトは夏の日差しをたっぷり浴びた太陽の味。水を加えずトマトの水分だけで煮込むので、野菜のおいしさが凝縮されます。

 ピリッとしたチリがアクセントになって、疲れたとき、食欲がないときにぴったり。ただし、子どもが食べるときにはチリの量を調節してください。ご飯にもパンにも合うし、だし汁を足してスープにしてもおいしい。夏にお薦めのメニューです。


<材料>(4人分)

 赤インゲンマメ 1/2カップ
 ニンジン小 1/4本
 タマネギ2個
 トマト中2、3個
 トウモロコシ 1/2本
 ニンニク1かけ
 トウガラシ1本
 昆布5センチ
 オリーブオイル大さじ2
 調味料
  トマトケチャップ大さじ3
  チリソース大さじ2
  しょうゆ大さじ1
  クミンシード小さじ 1/2
  塩小さじ2

<作り方>

 [1]赤インゲン豆と昆布を鍋に入れて、六分通り煮ておく

 [2]タマネギはみじん切り、ニンジンは5ミリ角、トマトは1センチ角に、トウモロコシはそぎ切り、ニンニクはみじん切りしておく

 [3]オリーブオイルでニンニクとトウガラシをいためる。野菜を図のように重ね、塩少々(分量外)をふって弱火で加熱する。蒸気が出たら、調味料を加えてぐつぐつ煮る

 [4]豆に味が付いたら完成。好みでさっとゆでたブロッコリーなど青い野菜を散らす
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年07月08日 更新)

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