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がん難民生まぬ医療を “患者組合”設立へ 20日、岡山で総会 学習会など計画

 手を尽くしたがん治療を求める患者や家族、医療者が集い、20日、岡山市で「生きがい療法ユニオン(仮称)」の設立総会を開く。“患者組合”として団結し、がん難民を生まない、みんなが納得できる医療の実現を訴えていく。

 がん患者とモンブランに登頂し、笑いやイメージ訓練を取り入れた心理療法を実践してきた伊丹仁朗医師(すばるクリニック=倉敷市新倉敷駅前=院長)を中心に、ともに取り組んできた患者家族や医療者10人の発起人で準備を進めている。

 生きがい療法ユニオンは任意団体だが、助け合いの精神で団結し、個々の“組合員”が手を尽くした治療を受けられることを目指す。当面、学習会や他のがん患者団体との交流を計画している。

 20日午後1時半から岡山シンフォニーホール(岡山市北区表町)で開く設立総会では、まず伊丹医師が講演。続いて未承認抗がん剤の輸入をサポートしている千葉ポートメディカルクリニック(千葉市美浜区)の今村貴樹院長が、患者一人一人に合ったオーダーメード治療について話す。

 講演はユニオンに加入しなくても無料で聴講できる(定員150人)。名前(同伴者含む)、住所、電話番号を記入して設立準備事務局(086―525―8655)へファクスで申し込む。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年08月18日 更新)

タグ: がん

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