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訪問看護の電話相談窓口開設 岡山県医師会 施設情報など提供

電話を受ける「訪問看護コールセンターおかやま」の相談員の徳永さん

 岡山県医師会(岡山市中区古京町)は1日、県看護協会(同市北区兵団)内に県内全域をカバーする初の訪問看護の電話相談窓口「訪問看護コールセンターおかやま」を開設した。看護師の派遣が可能な施設の情報を、患者や家族、ケアマネジャー、医療機関にスムーズに提供し、在宅医療の充実を目指す。

 県からの受託で看護師資格のある徳永千栄子さんが専従相談員となる。訪問看護ステーション106施設、介護プランを作るケアマネジャーが在籍する居宅介護支援事業所など460施設、病院・診療所571施設の情報を集約。電話相談を受け、注射、点滴や終末期ケアといった訪問看護師が行う専門的支援のための連携体制づくりを手助けする。

 県看護協会で開所式があり、関係者約80人が出席。井戸俊夫県医師会長が「急性期の入院期間の短縮が進む中、在宅療養する患者を地域で支える環境づくりに貢献したい」とあいさつした。初日は在宅患者の家族から、人工呼吸器の管理や夜間の看護を求める問い合わせがあった。

 電話は086―238―7577。祝日を除く月〜金曜の午前9時〜午後5時半に受け付ける。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年09月02日 更新)

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