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カボチャのカチョリ スパイスで残暑乗り切ろう

 皆さんは、暑いときに辛いものが欲しくなることはありませんか? インドでは毎日カレーを食べるそうです。これは、スパイスに体の細胞を緩める働きがあるため。一年を通じて気温が高いインドの人たちは、香辛料を口にすることで汗をかき、体温調節しているのです。私たちも、暑いときに刺激の強いものを食べたくなるのはこういう理由があるからなんですね。

 カチョリはインドのスナックで、ドライカレーを包んだ揚げパンです。ピリッとスパイスを効かせたカチョリで、残暑を乗り切りましょう。

 生地に使うアタは、小麦を皮ごとつぶした全粒粉のこと。伸ばしにくいのですが、香ばしくて繊維質も取ることができます。もちろん小麦粉で代用しても構いません。

 具はカボチャ以外にも、さまざまにアレンジできます。残ったご飯をカレー味にして、包んで揚げるとおいしい。フライパンに油を敷いて生地を焼き、具をつけて食べるのもお勧めです。残暑厳しい日のランチにぴったりの、おしゃれな一品です。

<材料>(6人分)

 カボチャ 300グラム
 サラダ油 50ミリリットル
 クミンシード(粒) 小さじ1
 塩 小さじ1/2
 スパイス(クミン=粉=小さじ2、ターメリック小さじ1、レッドペッパー小さじ1、コリアンダー小さじ2、ガラムマサラ小さじ2)
 生地(アタ=小麦の全粒粉=300グラム、水140ミリリットル、塩小さじ1.5)
 揚げ油 適宜

<作り方>

 (1)カボチャは粗くみじん切りする

 (2)鍋にサラダ油とクミンシードを入れて火にかける。クミンシードの回りが泡立ち始めたら、(1)のカボチャと塩、スパイスを加えてよく混ぜる

 (3)15~20分蒸し煮し、途中2、3回かき混ぜて冷ましておく

 (4)生地は、ボールにアタと塩を入れて水を少しずつ加えながら、耳たぶの硬さにこねる

 (5)(4)を30グラムずつに分け、めん棒で直径6センチくらいの円形に伸ばす

 (6)中央に(3)の具をティースプーン1杯分ほど乗せて丸める

 (7)高温の油で揚げる
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年09月09日 更新)

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