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大学生「地域医療、重要性感じた」 岡山大医学部・地域枠学生 知事に実習報告

地域医療体験実習の報告をする岡山大医学部地域枠の学生

 地域医療を担う医師育成に向け、県が2009年度から岡山大医学部に設けている「地域枠」の学生らと石井正弘知事の懇談が22日、県庁で行われた。

 地域枠は、県が岡山大と連携して開設。学生に月20万円の奨学金を支給し、卒業後に県が指定する県北部などの医療機関で9年間勤務すれば返還が免除される。現在学生は1〜3年生の19人。

 この日は1年生9人が県庁を訪問した。有吉雪乃さん(18)と石田智治さん(19)が、県北部の診療所で行った手術見学や食事介助など2週間の体験実習について報告。「院内勤務はもちろん往診や産業医、校医としても忙しく働く現場を目の当たりにし、地域医療の重要性を感じた」「内視鏡の洗浄や患者の入浴補助なども行った。心に残る経験になった」と話していた。

 石井知事は「前向きに情熱を持って医学の道にまい進する姿勢が感じられうれしい。一層の研さんを」と激励した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年09月23日 更新)

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