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焼きナスのごま汁 香ばしさを堪能して
焦げた香りも味のうち―。焼いたナスの香ばしさを堪能してもらいたい一品です。少し甘みがあり、優しい味の麦みそと風味豊かなごまが織りなす、トロッとした汁をしっかりからめて召し上がってください。
ナスは、煙が出るくらいの強火で網焼きに。転がしながら全体に焼き色をつけます。焼き上がったら冷水に取り、熱いうちに皮をむきます。秋ナスは実がしまり、おいしい時季を迎えています。
麦みそは繊維を多く含み、ごまはカルシウム豊富。くずには体の細胞を引き締めて強くし、保温性を高める働きがあります。ごまをフードカッターで細かくしてもいいですね。ごまといえば、瓶入りのごまペーストを使い切らず、家庭で眠ったままになっていませんか。みそ汁に入れると、コクが出ておいしいですよ。
お鍋でごま汁を作っているとき、その香りが鼻をくすぐると、自然食を始めた26、7年前を思い出しました。当時、岡山県山陽町に「葛城のおばあちゃん」と呼んで慕っていた70歳すぎぐらいの知り合いの女性がおられました。
私は、ごま汁を作っては容器に入れておばあちゃんを訪ね、味加減をみてもらっていたのです。「もうちょっと、みそを入れられえ」「子どもには濃いすぎるで」。口頭で教えてもらいながら、味を調えていきました。
このおばあちゃんが作る料理は、フキノトウみそにしろ、力強い。生きる証しだと感じました。料理にエネルギーをかけること、感動することを教えられたように思います。「食」をないがしろにしがちな今だからこそ、あらためて強く思い直しています。
<材料>(4人分)
白ごま 30グラム
ナス 2本
昆布だし汁 4カップ
麦みそ 大さじ2
くず粉 大さじ1
オクラ(ネギでも) 適量
<作り方>
(1)白ごまはいって、すり鉢で粒がなくなるまでよくすりつぶす
(2)ナスは丸ごと素焼きし、3、4等分に切る
(3)だし汁を煮立て、(1)とみそを入れる。ひと煮立ちしたら、大さじ1.5の水で緩めたくず粉をたまにならないように少しずつ入れ、ひと煮立ちさせる
(4)わんに(2)を入れ、(3)の汁を張る。ゆでたオクラを添える
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。
ナスは、煙が出るくらいの強火で網焼きに。転がしながら全体に焼き色をつけます。焼き上がったら冷水に取り、熱いうちに皮をむきます。秋ナスは実がしまり、おいしい時季を迎えています。
麦みそは繊維を多く含み、ごまはカルシウム豊富。くずには体の細胞を引き締めて強くし、保温性を高める働きがあります。ごまをフードカッターで細かくしてもいいですね。ごまといえば、瓶入りのごまペーストを使い切らず、家庭で眠ったままになっていませんか。みそ汁に入れると、コクが出ておいしいですよ。
お鍋でごま汁を作っているとき、その香りが鼻をくすぐると、自然食を始めた26、7年前を思い出しました。当時、岡山県山陽町に「葛城のおばあちゃん」と呼んで慕っていた70歳すぎぐらいの知り合いの女性がおられました。
私は、ごま汁を作っては容器に入れておばあちゃんを訪ね、味加減をみてもらっていたのです。「もうちょっと、みそを入れられえ」「子どもには濃いすぎるで」。口頭で教えてもらいながら、味を調えていきました。
このおばあちゃんが作る料理は、フキノトウみそにしろ、力強い。生きる証しだと感じました。料理にエネルギーをかけること、感動することを教えられたように思います。「食」をないがしろにしがちな今だからこそ、あらためて強く思い直しています。
<材料>(4人分)
白ごま 30グラム
ナス 2本
昆布だし汁 4カップ
麦みそ 大さじ2
くず粉 大さじ1
オクラ(ネギでも) 適量
<作り方>
(1)白ごまはいって、すり鉢で粒がなくなるまでよくすりつぶす
(2)ナスは丸ごと素焼きし、3、4等分に切る
(3)だし汁を煮立て、(1)とみそを入れる。ひと煮立ちしたら、大さじ1.5の水で緩めたくず粉をたまにならないように少しずつ入れ、ひと煮立ちさせる
(4)わんに(2)を入れ、(3)の汁を張る。ゆでたオクラを添える
(2011年09月30日 更新)