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岡山市がん対策推進条例 施行記念し講演会 検診重要性 理解深める

岡山市のがん対策推進条例施行を記念した講演会

 岡山市のがん対策推進条例が4月に施行されたのを記念する講演会(同市主催)が30日、同市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで開かれ、がん検診の重要性について理解を深めた。

 東京大医学部付属病院放射線科の中川恵一准教授が講演。たばこや肉類中心の食事といった生活習慣が原因のがんが増えていることを説明し、「早期発見で完治できる。痛みなどの症状が出てからでは遅く、定期的に検診を受けるしかない」と呼び掛けた。

 また、日本のがん治療は「治すことに偏り、癒やすこととのバランスが取れていない」と指摘、痛みを取り除く緩和ケアの充実を訴えた。

 市愛育委員協議会の好長シゲ子会長、岡山大病院腫瘍センターの田端雅弘センター長、岡山がん患者・家族会連絡協議会の牧野登氏、岡山大大学院保健学研究科の斎藤信也教授によるパネルディスカッションもあった。約150人が聴いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年10月01日 更新)

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