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介護技術学習へ中国人看護師が決意 旭川荘で教員養成講座開講

開講式で江草名誉理事長(右)の話を聞く江西省の看護師ら

 社会福祉法人旭川荘(岡山市北区祇園)は11日、中国・江西省の看護師18人を対象とした介護教員養成講座を開講した。約1カ月間、同荘で指導者としての知識と技術を学び、本国で高齢者介護の人材育成に役立てる。

 旭川荘サービスセンター(同所)で開講式があり、江草安彦名誉理事長が「学んだことを自分の中に閉じ込めることなく、多くの人に伝えてください」とあいさつ。研修生代表の万水珍さん(49)が「私たちの高齢者介護事業は模索、検討段階。一生懸命、日本の知識と技術を学習したい」と決意を述べた。

 研修生は11月2日まで、日本の高齢者福祉制度や在宅看護、認知症などについて講義を受け、特別養護老人ホームでの実習も行う。

 旭川荘は2004年、上海市で高齢者介護教員の養成に着手。実績が評価され、江西省紅十字会(赤十字)から要請を受けて09年度から江西省対象の事業を始めた。今回が最終年度で、これまで39人の介護教員を養成した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年10月12日 更新)

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