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重度障害者の短期入所可能 医療型施設が開所 津山の老健施設内 岡山県北初

重度障害者の医療型短期入所施設として開所した「サンサポートつやま」のリハビリ室

 重度の心身障害者が利用できる医療ケアを伴う短期入所施設が、津山市田町の介護老人保健施設・サンホームつやま内に開所した。障害者自立支援法に基づく「医療型」の短期入所施設は県北初。

 医療法人西下病院(同所)が、診療所も入居している4階建て老健施設内に併設し「サンサポートつやま」の名称で、9月にオープン。居室は4階3室(個室各12平方㍍)で、日中はテレビなどを備えた2階のリハビリ室(約60平方㍍)で過ごす。必要に応じて医師が診療を行うほか、老健施設の看護師、介護士ら約20人が交代で点滴、投薬などを行う。

 美作県民局によると、重度の心身障害者を対象にした医療型の短期入所施設は県内では岡山、倉敷市と早島町の5事業所のみ。津山や美作市、美咲町などの家族らでつくる「県北の医療型短期入所の施設整備を進める会」は2~5月、施設設置を求める要望書を県や美作地域の市町村などに提出していた。

 随時見学を受け付けている。問い合わせは同施設(0868-22-5104)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年10月21日 更新)

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