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発達障害者支援センター 11月18日開設 岡山市 愛称は「ひか☆りんく」

岡山市発達障害者支援センターが開設される市勤労者福祉センター

 岡山市は21日、同市北区春日町の市勤労者福祉センター内に設ける「市発達障害者支援センター」について、開設日を11月18日とすると発表した。愛称は「ひか☆りんく」に決定。臨床心理士ら十数人のスタッフを配置し、本人や家族、関係機関の相談に応じる。

 同センターは市勤労者福祉センターの1、4階を充て、計約260平方メートル。相談室は1階に2室、4階に1室。1階は多目的室も設け、就学前の幼児と親を対象に、集団遊びで成長を後押ししたり、親に子どもとのかかわり方を学んでもらう発達支援に当たる。

 このほか、公共職業安定所と連携した就労支援や、発達障害に対する理解を深めてもらうための啓発事業にも取り組む。

 愛称は6、7月に37件の応募があり、市が審査。「きらりと光る個性を見つけて生かし、多くのつながりを持てる場所に」との思いを込めた大学職員渋谷淑恵さん(35)=北区=の作品を選んだ。

 市教委によると、市内の市立小中の通常学級で発達障害と診断された児童生徒は5月現在、小学校1217人、中学校308人。2005年度比でそれぞれ3・6倍、4・9倍と増えている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年10月22日 更新)

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