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認知症の知識、講演通じ学習 玉野

認知症をテーマに話す玉野総合医療専門学校の高井校長

 認知症をテーマにした講演会(玉野市宇野地区連合自治会主催)が25日、市総合文化センターで開かれ、地域住民ら約60人が知識を深めた。

 玉野総合医療専門学校の高井研一校長が講話。「認知症は脳や体の後天的な疾患が原因で、記憶や判断力などの認知機能が低下し、日常生活に支障が出る状態」とし、国内の患者数は65歳以上の8〜10%ほどで、200万人以上と推定されるという。

 高井校長は「適切な治療やケアで経過が変わる」と言い、「記憶障害や判断力の低下などの症状が見られる場合はきちんと検査するべき」。介護の重要性についても触れ、「介護する側には責めない、自尊心を傷つけない、否定しないといった心がけが必要」とした。

 認知症にならないよう、「積極的に外に出て体を動かし、青魚や果物、緑黄色野菜などを食べるようにしよう」と呼び掛けた。参加者たちは相づちを打ちながら、真剣な表情で聞いていた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年10月28日 更新)

タグ: 脳・神経

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