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新規感染、病床使用率ともに減少 県内直近1週間、入院8割高齢者

 岡山県は25日、直近1週間(17~23日)の県内の新型コロナウイルス感染状況を発表した。新規感染者は4528人と前週(10~16日)より18・9%減少。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率も6・1ポイント減の49・1%となり、1月13~19日の週以来5週ぶりに改善した。

 新規感染者の減少は2週連続。病床使用率は一般医療を制限しなければならなくなる「レベル3」の目安(50%)をわずかながら下回った。重症用病床使用率も3・0ポイント減の17・6%となった。

 一方、この1週間でクラスター(感染者集団)は26件発生。うち10件が重症化リスクの高い高齢者が入所する施設で、入院者も高齢者が約8割を占めた。

 県新型コロナウイルス感染症対策室は「感染者数が減っているとはいえ、依然として高い水準で推移している。高齢の入院者が増え、一般病床への影響も懸念される」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年02月25日 更新)

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