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震災支援の在り方学ぶ 川崎医福大が公開講座

東日本大震災の教訓を学んだ公開講座

 川崎医療福祉大(倉敷市松島)は29日、公開講座「災害列島 我々は何をなすべきか!『東日本大震災』の教訓」を同大講義棟で開き、市民ら約300人が支援の在り方や災害時の対応などを学んだ。

 専門性を生かし、被災地でボランティアとして活動した同大教授ら3人が課題を報告。同大ボランティアセンターの西本哲也副センター長は、教職員と学生が8〜9月に取り組んだボランティアの体験から「県内の大学が共同で学生を派遣するなど、連携を深めることで、より力を発揮できる」と強調した。

 寺本房子臨床栄養学科教授は避難所で炊き出しした経験を踏まえ、「高齢者や乳児、持病のある人たちの食事をコントロールできる人を、避難所に配置するべき」と指摘。倉敷市職員が市の防災体制、石井鐐二同大副学長が災害時に大学施設を緊急避難場所として提供する協定などについて、それぞれ説明した。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年10月30日 更新)

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