文字 

がん対策次期計画へ議論 岡山県推進協初会合

 2013年度から5年間の第2次県がん対策推進計画の策定を話し合う「県がん対策推進協議会」の初会合が11日、岡山市内で開かれ、委員からは「検診の受診率アップに向け、乳幼児健診の時に母親のがん検診を同時に実施しては」などの意見が出された。

 がん対策推進計画は法律に基づき、都道府県に策定が義務付けられている。09年度から4年間の1次計画は「患者や家族の苦痛軽減、療養生活の質の維持向上」などが目標。

 会合には、県内の医療関係者や患者会代表ら15委員のうち、13人が出席。糸島達也県医師会理事を会長に選出した。事務局ががん死亡率について、禁煙支援などの施策で06年に83・1だった人口10万人当たりの75歳未満の死亡率(年齢調整値)は、この3年間で75・7まで改善したと報告。「さらに取り組みを進めれば、15年に66・5という目標到達も可能」とした。

 意見交換では「がん患者がその体力に応じて働ける環境づくりを」「受診率アップも重要だが、検診の精度を高めるべき」などの意見もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年11月12日 更新)

タグ: がん

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ