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急性期医療の課題討論 岡山で会合 連携考える協

急性期医療の課題などについて意見交換する委員

 岡山市内の医療機関の連携の在り方について考える協議会(座長・槇野博史岡山大病院長、14人)の第2回会合が21日、市保健福祉会館(北区鹿田町)で開かれ、急性期医療や救急医療の課題について意見交換した。

 市内の病院長や県、市の医師会長ら11人の委員が出席。岡山赤十字病院の忠田正樹院長、県病院協会の佐能量雄専務理事が医療現場から見た課題を報告。「急性期の病院を退院した後の受け入れ先が少ない。転院できない患者が病棟を占め、新たな救急患者を受け入れられないケースがある」などと述べた。

 この後の意見交換でも、在宅ケアや介護施設を含めて退院後の受け皿充実が必要との声が相次いだ。

 協議会は、岡山総合医療センター(仮称)が2015年度に岡山操車場跡地(北区北長瀬地区)へ開院するのを踏まえて設置。協議会の意見は同センターと他の病院が連携したネットワーク確立に役立てる。次回会合は来年2〜3月に在宅医療をテーマに開く。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年11月22日 更新)

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