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作業療法士 たん吸引技術学ぶ  山陽学園大

教員(右)から、たん吸引の技術を教わる参加者

 作業療法士が患者のたん吸引技術を学ぶ研修会(日本作業療法士協会主催)が17、18の両日、岡山市中区平井の山陽学園大であり、岡山県内をはじめ広島、福岡県などから55人が参加し、同協会や同大看護学部の教員から手ほどきを受けた。

 初日は基礎知識を学ぶ座学で、18日は専用の吸引器具を用いて実習。教員が「1回の吸引は10秒程度に」「鼻や喉の粘膜を傷つけないようチューブは回転させながら使って」などと助言し、参加者は真剣な表情でダミー人形で試していた。

 たん吸引は医療行為として原則、医師や看護師に限られていたが、昨年4月の法改正で作業療法士らも可能となった。技術向上に向け、同協会が西日本で初めて開いた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年12月19日 更新)

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