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GWに向け感染対策徹底呼び掛け 県対策本部、ワクチン推進も確認

ワクチンの3回目接種を推進することなどを申し合わせた県の対策本部会議

 岡山県は21日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、人の移動が活発になるゴールデンウイーク(GW)に向けて、ワクチンの3回目接種を推進するとともに、マスクの着用といった基本的な対策の徹底を呼び掛けることを申し合わせた。直近1週間(13~19日)の感染状況も公表。新規感染者は4515人で前週(7~13日、4473人)よりわずかながら増加した。

 会議ではワクチンの3回接種者について、2回接種者に比べて感染者が各年代で4~7割減となっていることを説明。発症や重症化を防ぐ効果が高いとして、県民に早めの接種を求める方針を確認した。

 GW期間中の29日~5月5日(1日は除く)は県営接種会場の川崎医科大総合医療センター(岡山市北区中山下)で3回目接種が予約なしで受けられる態勢を整備。県内在住の18歳以上を対象に午後3時半~5時半に受け付けることとした。

 クラスター(感染者集団)防止に向けては、高齢者施設の従事者らに対する集中検査を継続。抗原検査キット10万個を追加配布することを決めた。

 直近1週間の感染状況によると、医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率は26・9%で前週より2・4ポイント悪化したものの、重症者用病床使用率は4・4%と3・0ポイント改善した。

 伊原木隆太知事は会議後の取材に対し、会食をする場合は少人数・短時間とすることやマスク着用の徹底などを呼び掛け「流行『第7波』に至らないようリスクの高い行動に気を付けてほしい」と述べた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2022年04月21日 更新)

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