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しめサバの大根サンド 正月料理の一品に

 酢がよくなじんだサバの味わい、シソとショウガのさわやかな香り、そして、冬のダイコンが持つ甘み。口の中で素材の風味が幾重にも広がる、一風変わった酢の物です。大根を薄切りにしているからショウガやシソの色が透けて見え、彩りも華やか。お正月料理に、お酒のさかなに、と重宝する一品です。

 気を付けてほしいのは、サンドしたままで長時間置いておかないこと。しめサバの酢で、シソが変色してしまうからです。

 しめサバが、日ごろの食卓に上ることは少ないかもしれませんね。食べ慣れていないと抵抗があるかもしれませんが、取り入れて食の幅を広げてみてはいかがでしょう。

 魚と大根は、体にうれしい食材の組み合わせ。動物性の物と動物性の毒素を分解してくれるんです。ブリ大根もありますよ。お肉にはショウガです。

 冬の大根は甘いから、昆布と塩だけでもおいしい。例えば、みそをのせた、ふろふき大根。一方、夏大根は辛みがあります。この刺激が体の細胞を緩めて皮膚を開き、風通しを良くしてくれるのです。


<材料>(20個分)

 大根(輪切りにしたもの)20枚
 しめサバ 半身
 青ジソ 10枚
 紅ショウガ 適量
 塩 適量

<作り方>

 (1)しめサバは厚さ5ミリの薄切りにする

 (2)大根はスライサーで薄く輪切りにする

 (3)(2)をバットに広げて塩少々を振り、10~15分ほどおく

 (4)(3)から水が出てきたら、ざるに入れてパッと熱湯をかけ、冷ますために水もパッとかける

 (5)(4)の大根の上に、縦半分に切った青ジソ、薄切りにしたしめサバ、紅ショウガをのせてサンドする=写真下
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2011年12月23日 更新)

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