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医療、栄養で支援必要 AMDA医師らザンビアでの活動報告

ザンビアでの活動成果などが発表された報告会

 アフリカ・ザンビア共和国で乳幼児の死亡率を下げる活動をしている国際NGO・AMDA社会開発機構(岡山市北区蕃山町)のカエベタ亜矢医師(41)と、公衆衛生が専門の大谷聡さん(37)が一時帰国し7日、同市民会館(同丸の内)で報告会を開いた。

 関係者や市民約60人が参加。現地で健康診断などを担うカエベタ医師は、低所得者が多く、栄養不良やHIV(エイズウイルス)のまん延で乳幼児死亡率が日本の40倍以上であることを報告。「医療知識を向上させるとともに、調理実習などで栄養について学ばせるなど息の長い支援が必要」と訴えた。

 大谷さんは、同国の医療従事者が収入が少ないため国外に流出している問題を指摘。流出防止に向けた取り組みについて発表した。

 同機構はJICA(国際協力機構)の委託を受け、昨年から3年計画で子どもの健康を守る活動を行っている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年01月08日 更新)

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