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レンコンと糸こんにゃくのショウガいため 根菜類で体温めて

 レンコン、ゴボウ、大根といった根菜類には、体を温める力があります。これらの野菜をたっぷり食べて、冬を乗り切ってほしいと思います。特にレンコンは、寒くなるほど甘みが増しておいしくなります。夏と比べて粘りもたっぷり。すりおろしてレンコンまんじゅうやレンコン蒸しにするのもお勧めの調理法です。

 ショウガにも根菜と同じく体温を上げ、利尿を促す作用があります。ショウガと根菜を組み合わせて食べると、効果は倍増。ショウガの豊かな風味が食欲をそそります。

 レンコンには粘膜を強くし、気管支炎などの症状を和らげる働きもあります。ぜんそくの人、体が冷える人にも試してほしいのが、のどに優しい「レンコン湯」。作り方を紹介します。

 まず、レンコン40グラムの節を下にしてすりおろし、ふきんに包んで鍋に搾ります。そこに水100ミリリットルとしょうゆ2、3滴、くず少々を加えて火にかける。粘りが出てきたらショウガの搾り汁を2、3滴を落として、熱々を飲んでみて。せきが出るときなどに重宝する養生法です。

<材料>(4人分)
 レンコン 300グラム
 糸こんにゃく   1袋
 ショウガ  20グラム
 トウガラシ    1本
 しょうゆ   大さじ2
 みりん    大さじ2
 酒      大さじ3
 白ごま      適量
 カブの葉     適量
 ごま油    大さじ3

<作り方>

 [1]レンコンは皮ごとイチョウ切りする。節があれば黒い部分を包丁で取り除き、きれいにして千切りにする

 [2]ショウガは皮ごと千切りにする

 [3]糸こんにゃくを食べやすい長さに切る

 [4]鍋にごま油とショウガ、トウガラシを入れて熱し、香りが出たらレンコンと糸こんにゃくを加えていためる。塩ひとつまみ(分量外)を振り、ふたをして2、3分蒸し煮する

 [5]ふたを開けてさっといため、しょうゆ、みりん、酒を入れていり煮する

 [6]器に盛り、白ごまとさっとゆでたカブの葉を散らす
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年01月20日 更新)

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