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医療福祉の歴史考察 川崎医福大でシンポ

江藤総長の基調講演を聴く学生や教員ら

 「医療福祉を考える」をテーマにしたシンポジウムが25日、倉敷市松島の川崎医療福祉大で開かれ、医療福祉系大学関係者らを招いて歴史や概念、人材育成の在り方などを考察した。

 学生、教員ら約900人が聴講。国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)の江藤文夫総長が「医療福祉とリハビリテーション―日本史的考察」と題して基調講演した。

 江藤総長は、江戸時代の日本に視覚障害者らが鍼(しん)術を学ぶ教育施設があったことを紹介。「パリで開設された視覚障害者教育より約100年早い。江戸時代の日本がヨーロッパに影響を与えている」などと説明した。

 岡田喜篤同大学長、国際医療福祉大(栃木県大田原市)の北島政樹学長、新潟医療福祉大(新潟市)の丸田秋男副学長の3人による講演や、江藤総長を交えた4人と聴講者との質疑応答もあった。

 シンポジウムは、2007年度から実施しており、5回目の今回が最終回。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年01月26日 更新)

タグ: 福祉

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