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児島市民病院、院内ボランティア創設 2月から7人活動 移動介助や話し相手

江田院長(左)から登録証を受け取る院内ボランティア

 児島市民病院(倉敷市児島駅前)は、院内の案内や患者の移動の介助、話し相手、車いすの清掃などをサポートする院内ボランティアを創設した。50〜70代の7人が、1日から“業務”に当たる。

 同病院では2009年5月から、「児島市民病院ボランティアの会」が花壇の手入れ、庭木の剪定せんていなど屋外の清掃美化に活躍。患者の温かい受け入れ態勢を充実させようと、院内活動にも力を借りることにした。

 7人は1月中旬から約2週間、看護師や病院職員らの下で研修。車いすの扱い方や患者情報の守秘義務について学んだり、外来患者の案内などの実習を重ねてきた。

 31日には同病院で修了式があり、デニム生地のエプロン姿で全員が出席。江田良輔院長が「皆さんと力を合わせ、地域に必要とされる病院にしたい」とあいさつし、一人一人に登録証を手渡した。

 同病院は引き続き、院内ボランティアを募集。活動は平日午前8時半〜午後5時の可能な時間帯で、希望する内容を中心に取り組んでもらう。事前に研修がある。介護施設や介護予防事業でボランティアをした高齢者が、活動に応じて現金に換えることができる市の「介護支援いきいきポイント制度」の対象となる。

 問い合わせは同病院(086―472―8115)。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年02月01日 更新)

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