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岡山大病院で臨床能力試験 研修医22人挑む

人形を使った模擬診療に挑戦する研修医

 研修医の診療技術と意欲向上を目的とした「OSCE(オスキー)」(客観的臨床能力試験)が11日、岡山市北区鹿田町の岡山大病院であり、県内8病院から参加した22人が模擬患者や人形を相手に、本番さながらに診察や治療に取り組んだ。

 7グループに分かれ、画像診断や超音波診断、がんの告知など7項目に挑戦。救急対応では、患者が苦しむなど緊張感が漂う中、研修医が病歴や喫煙歴を尋ねながら心電図を確認するなどしていた。

 指導医らは、診療手順や患者とのコミュニケーションの取り方をチェックし、改善点を助言。7項目ごとに最優秀者を発表した。

 OSCEは、同病院卒後臨床研修センターとNPO法人岡山医師研修支援機構が昨年から開催。同センターの三好智子医科研修副部門長は「こうした機会を通じ、それぞれの勤務先で学んだ知識や経験について情報交換し、レベルアップしてもらいたい」と話していた。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年02月12日 更新)

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