文字 

インフル対策強化を 岡山市保健所が緊急通知 高齢者施設の集団感染受け

 有料老人ホーム「ベストライフ岡山」(岡山市中区浜)で起きたインフルエンザの集団感染を受け、同市保健所は16日、対策強化を求める緊急通知を、ファクスやメールなどで市内約560の高齢者施設に送った。

 通知は、利用者や職員の健康状態の把握強化▽人に向かってせきをしない「せきエチケット」の励行▽インフルエンザの診断を受けた人との接触回避▽発症者への適切な医療提供―の4点。

 ベストライフ岡山では今月2日以降、入所者と職員の計25人が発熱やせきなどを発症。うち11人がインフルエンザA型と診断された。入所者7人が入院し、うち80〜90代の女性3人が死亡した。

 3人のうちインフルエンザの診断は1人で、2人は未検査と陰性。死因は2人が多臓器不全、1人が肺炎で、同保健所は「インフルエンザが原因かどうかは不明」としている。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年02月17日 更新)

タグ: 感染症

カテゴリー

ページトップへ

ページトップへ