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地域医療、一層充実を 赤磐でシンポ

在宅ケアなどについて話し合われた市民シンポジウム

 赤磐市は10日、地域医療に関するシンポジウムを同市下市の中央公民館で開き、「在宅医療―医療・保健・福祉の連携で」をテーマに話し合った。

 備前保健所の小寺良成所長がコーディネーターを務め、パネリストは光嶋猛・あかいわファミリークリニック院長、竹内京子・赤磐医師会病院総看護師長ら4人。

 医師や看護師、行政の立場から、携帯電話で24時間対応をしている訪問看護の実情、患者が望む在宅医療などを紹介。「死をどう迎えたいか、自らが書面で残すことが大切」との提案もあった。

 患者の安全、安心を守るため、地域で医師数人がグループを作り、お互いが診療を助け合う県内でも珍しい医療ネットワークづくりを目指す動きも紹介された。小寺所長は「赤磐市は県内でも医療の先進地といえる。豊富な医療資源がさらに充実するよう、市民で盛り上げてほしい」と結んだ。

 岡山赤十字病院の岩永健・脳卒中科部長による「脳卒中? 気づいたらどうする」と題した基調講演もあった。
※登場する人物・団体は掲載時の情報です。

(2012年03月11日 更新)

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